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2013 Sep.6
13歳のハローワーク公式サイト
子どもゆめ基金助成活動 後編

お仕事ウォッチング!
社会人を取材する映像制作ワークショップ

子どもたちに向けて600種類以上の職種を紹介している村上龍氏のベストセラー「13歳のハローワーク」。今回はその公式サイトである「13歳のハローワーク公式サイト」編集部が夏休み企画として「社会人を取材する映像ワークショップ」をLichtpuntjeで開催しました。テーマは「働く大人を取材し、1つの映像作品にまとめることで社会で働く大人の背中を肌で感じる」。参加者は、高校生5名、中学生1名、小学生2名の計8名。運営は実践女子大学・松下慶太ゼミのメンバーが担当。手さぐりではじまったワークショップも、打ち合わせ、取材、編集と作業を重ね、無事上映会へと漕ぎつけました。今回はその上映会の模様と、作品の内容、寄せられたコメントなどをお届けします。

主催
株式会社トップアスリート
(13歳のハローワーク公式サイト編集部)
協力
実践女子大学・松下慶太ゼミ
後援
スルガ銀行 Lichtpuntje
講師
徳田 淳(映像監督・日本映画監督協会会員)
お仕事ウォッチング!社会人を取材する映像制作ワークショップ 後編

いよいよ上映!「働くってなんだろう」

上映会

上映会が行なわれたのは、第1回目のワークショップから数えて10日目。参加者も運営スタッフも顔を合わせるのは4回目とあって、Lichtpuntjeは和気あいあいとした雰囲気。

このワークショップでは参加者が3班に分かれて中目黒と恵比寿を訪問。3つのお店を取材しました。編集も終わってあとは上映するばかり。さっそくモニターで流すこととしました。

最初の作品では高校生&中学生チームが野菜スイーツ専門店『パティスリー・ポタジエ』販売員の白石つぐみさんにインタビュー。ケーキ屋さんの仕事がどんなものかを聞いてみました。 「1年で最も盛り上がるのはクリスマス。大変だけど楽しいです。」と答える白石さんの顔は、好きなことを仕事にしている人ならではのキラキラ感に満ちています。この仕事をしていてお客さまに伝えたいのは「いろんな野菜の食べ方がある」ということ。「働く前のイメージと実際のギャップは何ですか?」という質問には、「ケーキ屋さんというとかわいらしいイメージだけど、裏では30キロもある小麦粉の袋を運んだり、ネット配送の梱包など、力仕事もいっぱいあること」という、そこで働く人ならではの実感のこもった話をしてくださいました。その後取材チームは厨房の中も撮影。ケーキ屋さんの裏側もしっかり見せてもらいました。

つづいては『不二写真館』を経営している撮影技師(カメラマン)の村田和夫さん。創業76年の老舗写真館を訪ねたのは小学5年生の「さあちゃん」と「いつ☆キング」。現在65歳、この道45年の村田さんが小学生の2人の質問にやさしく答えてくれました。「宝物は?」という質問には、老舗写真館らしく「親から受け継いだ古い写真機材」。次の質問は「仕事でくじけたりしたことはありますか?」。「何回もある」と村田さん。写真は結果が形になって表われるもの。失敗するたびに「それが反省材料になって、積み重ねることで自分の力になる」のだそうです。「写真を撮っていて楽しいこと」は「人の成長を見られること」。赤ちゃんのときの写真を撮った子が、小学校に入学して、成人式を迎えて、と成長していく。それを節目ごとに写真に撮って感じることが村田さんの生きがいになっているようです。最後の質問は女の子らしく「かわいく写るコツは?」。答えはひとつ、「笑顔を見せてその子らしく笑うこと」。このアドバイスを受けて、2人は村田さんに写真を撮っていただきました。

3本目はヴィンテージ・エアライン・グッズ・ショップ『ハタゴ・インターナショナル』のオーナー、福井拓也さんを直撃。『ハタゴ・インターナショナル』は1950年代から現代にかけての航空機内などで使用された食器やアイテムを集めたかなり趣味性の高い雑貨屋さん。ムービーではまず「元デザイナー」で「旅好き」な福井さんの人となりを紹介。「旅気分を常に味わいたいし、「買いつけ=仕事」と称して旅に行ける」という開店の動機などを語っていただきました。好きなことを仕事にしている福井さん。お店の経営は「仕事だけど仕事という感覚はなく、苦にならない」とおっしゃいます。エアライン・グッズを扱っているのは、「40~50年前のエアライン・グッズのデザインにはかっこいいものが多いので、それをいろんな人に知ってもらいたい」から。カメラはそんなオーナーの思いを伝えるべく店内を撮影。所狭しと並んだアイテムはおしゃれで楽しそうなものばかりです。店名の『ハタゴ』は「旅籠」からとったもの。「古い日本の建物なども好き」だという福井さんらしいネーミングです。取材したメンバーは「趣味を仕事にできるっていいな」と感動。きっと大変なこともあることでしょうが、「不安よりも期待の方があります」と言いきる福井さんはとてもかっこよく見えました。

先生方からアドバイス。「感じたことが表現できていた」

3作品の上映が終わったところで講評の時間。まずは『13歳のハローワーク公式サイト』編集部の宇田川真也さんから「それぞれ感じたことを引き出してくれていて見ていて楽しかった」というコメントをいただきました。

「ケーキ屋さんは厨房まで果敢に撮影できていたし、写真館の映像は編集でのデザインがかわいかった。雑貨屋さんも、仕事の裏側をしっかり取材できていました。特に印象的だったのが、参加者の一人が、『取材がちょっと「浅かった」と自ら感じ話していた点です。是非、今後のチャレンジにつなげてほしいです。みんなの奮闘を讃えたいです。」

松下慶太先生からは「今回は、『新しいこと』×『新しいこと』だったのかな」というお言葉を頂戴しました。小中高生でも、大人から仕事の話を聞く機会はある。でもそれはたいていの場合、学校に来てもらったりして「受け身」で聞くことになる。だけど今回は自分たちから大人が働く場所に飛び込んで話を聞いた。これはたぶんみんなにとっては「新しいこと」だったはずです。そしてもうひとつの「新しいこと」は「字ではなく映像で表現したこと」。作文ではなく映像で表現したことはおそらく多くの人にとって初めての経験だったかと思いますが、だからこそ「みなさんの感じたことや言いたかったことがストレートに出ていた」と評価していただきました。

そして1回目のワークショップで講師を務めてくださった徳田淳監督からも3作品すべてにコメントを寄せてもらいました。

パティスリー・ポタジエ「被写体である白石さんの近くにカメラがあって声が聞きとりやすかった。白石さんの表情もわかっていいですね。欲を言えば質問者がもう少しカメラの近くに立てば白石さんの表情が見えてさらによかったと思います。働く前のイメージと実際のギャップはなんですか、という質問がとくにいいですね。白石さんの実感のこもった答えが見ている人に〈なるほど感〉をよく伝えていると思います。いちばん残念だったのは、せっかくケーキ屋さんを取材したのに、白石さんがどんなケーキを売っているのかがわかる、ケーキのアップがないこと。インタビューを聞いているとケーキが食べてみたくなるのでそういうのがあるとよかった。おいしそうなケーキがアップであるともっと完成度があがったと思います。」

不二写真館「文字の出し方に工夫があっておもしろいですね。撮影場所が静かで話が聞きやすい場所を選んだのもいい判断でした。最後の質問、「かわいく写るコツは?」もおもしろい質問ですが、「働くってなんだろう」っていうテーマに沿った質問だったら、作品全体をしめくくるのにふさわしいものになったと思います。技術的には村田さんの顔が横顔になってしまっているので、もう少しカメラの正面に向いてもらうと表情が見えてよかったと思います。ただそれ以上に取材者と村田さんが撮影を楽しんでいる雰囲気が画面から伝わってきて、見ている人をやさしい気分にさせてくれるところがすごいと思いました。」

ハタゴ・インターナショナル「選曲のセンスがいいですね。店のイメージにあっている。とくにラストシーンの選曲がいいです。個人的に好きな選曲です。ただ、もう少し音量を小さくした方が、話が聞き取りやすくてさらによかったかなと思います。インタビューの前に、元デザイナー、旅好き、といった福井さんのプロフィールを文字で紹介したり、ラストに福井さんの印象的な一言を編集した構成もプロ並みのつくり方で感心しました。冒頭のプロフィール紹介は、視聴者が福井さんに感情移入するためのいいイントロダクションになっています。惜しいのはインタビュー映像が遠かったこと。もう少し近くで撮影すると声がよく聞こえてもっといい印象のできあがりになったのではないかと思います。」

好きなことで働く楽しさ。みんなの将来の夢は…!?

コメントが出そろったところで、賞の贈呈です。用意されたのは徳田賞、松下賞、Lichtpuntje賞。3班それぞれが各賞を受賞しました。

徳田賞に輝いたのは『ハタゴ・インターナショナル』を取材した高校生チーム。「すごく選ぶのを迷った」という徳田監督。それでも「インパクト、技術的完成度、取材内容、作品構成技術などを含めて『ハタゴ・インターナショナル』に選定します」とのこと。選定理由は「趣味が高じて今の仕事を選んだ福井さんの、好きなことで働く楽しさが短い時間でよく取材できている」点。「声が聞き取りにくいのは残念でしたが、インタビューの内容は抜群でした」というメッセージに拍手が鳴り響きました。

松下賞は『不二写真館』。普段は大学で研究をしたり教育をしたりしている松下先生。教育者としていちばん大事にしているのは「今後のびるかどうか、その可能性」だといいます。その点、小学生の2人は「あと5年、10年とたったらどうなるんだろう」という「わくわく感」を「高いクオリティで示してくれた」。そこが受賞のポイントなりました。

そしてLichtpuntje賞は、Lichtpuntjeスタッフの和智あゆ美から贈呈。受賞は『パティスリー・ポタジエ』。実は同店は過去にLichtpuntjeでも取材。そのときは表現することのできなかった映像ならではの「いきいきと喋っている感じ」や、厨房など店の裏側も見せてくれたことが選定の理由となりました。各賞の副賞として、13歳のハローワークマップやLichtpuntjeオリジナルしおり、取材協力いただいた「パティスリー・ポタジエ」の焼菓子、図書カードなどが進呈されました。夏休みの自由研究や読書などに役立ててほしいものです。

受賞式のあとは「ふりかえり」の時間。各班ごと、模造紙に「よかったこと」、「悪かったこと」、そしてワークショップ全体の感想などを書き出していきました。

受賞式のあとは「ふりかえり」の時間。

「将来就きたい“職”についての体験だったのでとても楽しくできました。改めて映像制作や構成の職に就きたいと思った」

「またやりたい」

「自分の興味のある職業の人にインタビューしたい」

「色々なアングルで撮りたかった」

「知るということはとても大切なことだと思いました」

「今まで触れたことのないことばかりでめっちゃ楽しかった!」

「元々、海外に行ってみたかったけどさらに行きたくなった!」

「元々映像には興味があったけど、興味がさらに増した」

「一期一会を大切にしたいと思った」

映像制作という滅多にない体験を経た参加者のみんな。最後は一人ひとりが新たな気づきの言葉をたくさん並べてくれました。

Information 1

13歳のハローワーク公式サイト

小・中・高校生を対象に、教師や医師、スポーツ選手、保育士、デザイナーなどの人気職業をはじめ1000種類以上の職種を紹介している人気サイト。「好き」「分野」「職業名」「マップ」などのキーワードからさまざまな職業を調べることができる他、働く大人に対する質問コーナーや、各界で活躍しているプロのインタビュー、「思い出」からみるタイプ別診断、人気職業ランキングなどコンテンツは盛りだくさん。ページビューは月間約800万回。「13歳のハローワーク」著者・村上龍氏のメッセージにもふれることができる。

公式サイト

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