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2012 Jun.18
No Place Like Home by 東京R不動産 Vol.1

“住む自由”を求める時代へ

一風変わった物件を集めた<不動産のセレクトショップ>として人気の東京R不動産。新しい時代の不動産メディアを立ち上げたメンバーが語るこれからの「住み方」とは。今回は東京R不動産の人気の背景にある人々の意識の変化や、既存の住宅への疑問に迫ってみました。

語り手
吉里 裕也(東京R不動産ディレクター)
林 厚見(東京R不動産ディレクター)
聞き手
長崎 義紹(パラグラフ代表)
No Place Like Home by 東京R不動産 Vol.1 “住む自由”を求める時代へ

「素」の状態が求められる時代

長崎今日は第1回ということで東京R不動産の背景や考え方を探っていきたいと思います。仲介業としての東京R不動産の特徴は、何といっても既存の住宅とは違う個性的な物件ばかりを集めているところですよね。

吉里分譲マンションなどを見ていればわかるとおり、今の既存の住宅というのは車などと同じでプロダクト、つまり「商品」なんですよね。僕らの親の世代は憧れで商品を買っていた世代です。でもその子どもにあたるR不動産のお客さまというのは、「何で決められた商品の中に住まなきゃいけないの?」という疑問を持ち始めた世代であるわけです。

車庫を改装したR不動産の日本橋拠点
車庫を改装したR不動産の日本橋拠点

プロダクト的なもの、「既製品」に違和感を持ち始めた人たちがいる。自分の住む空間なのだから自分で選びたい、あるいは自分でつくりたい。そういう人たちがR不動産に集まってきていると思います。

長崎R不動産が浮上した裏側には、それがカルチャーに見えたからといった面もあると思うのですが。

吉里時代の流れみたいなものはありましたね。最初の頃のR不動産も最初は仲介業ですらなく、仲間うちで「こんな物件があるよ」と紹介していたに過ぎません。

長崎どんな物件ですか。

吉里直せば使えるといった古い物件です。東京R不動産の<R>はリノベーションやリシンク(Re-think)など、「変える」「~し直す」という意味での<R>も含まれています。

長崎そのコンセプトが仲介事業として成立していったのは、求めている人が多かったから、ということですね。

吉里たとえばデザイナーズマンションと呼ばれるものは、実際には本当にクリエイティブな人たちにはまったく刺さらない。じゃあ何が刺さるかっていうと「素」の状態なんですね。住まいを素の状態で欲しいという人は結構います。

東京R不動産ディレクター 林厚見氏
東京R不動産ディレクター 林厚見氏

90年代くらいから雑誌などで住宅のデザインが注目され、カッコいい住宅を選ぶという流れが広がり、その流れがさらに「素」の状態を自分なりにアレンジするという考え方にシフトしていったんです。そこに僕たちがR不動産を始めた。お互いに出会ったといった感じですね。

「自分を知る」ことが理想の家への第一歩

長崎既存の住宅を見ていると、分譲マンションなどはどれも同じような間取りや設備になっていますね。

吉里他社がつけている設備をつけないのはリスクだという考えなんでしょうね。結局のところクレームが怖いんです。だから壁材や床材にしても肌触りや快適性よりも傷がつかないことを重視したりする。売る時にも「ぴかぴかで傷がつきにくいですよ」というセールスをする。するとみんな「傷がつきにくいからいいものなんだ」と、そこで考えを止めてしまう。

東京R不動産ディレクター 吉里裕也氏
東京R不動産ディレクター 吉里裕也氏

長崎住宅がプロダクト化してしまった原因の1つがそこにありそうですね。

吉里住宅って本来はプロダクトのように見えて本当はプロダクトじゃなくて、実際はコンクリート1つにしても、現場で人間の手でかき混ぜて打っているわけですよね。それを自動車みたいなものにしちゃったものだから、クレームを恐れるようになってしまった。住宅というのは本来、鞄でいうならナイロン地の工業製品ではなく手づくりの革製品です。傷がついてもそれが味になるような。R不動産のお客さまの場合、肌触りのよい素材に対して「傷がつきやすい」とクレームをつけてくる人は皆無です。

“住む自由”を求める時代へ

日本には固定観念に縛られている人は多いです。よく「買うべきか、借りるべきか」「どんな場所が穴場か」といった声を聞きますが、一般論は意味がない。それ以前に“自分の”ニーズを考えるべきなのです。もうただの「べき論」はやめた方がいいですね。

吉里中古マンションをリノベーションするにしても、自分のライフスタイルを知っている人は、自分のスタイルを間取りにします。本来の順序はそういうことなのです。

家というと一生の物だと思いがちですが、そのときその時でニーズは変わるものですよね。全部が終着点だと考えなくていい。旅先を選ぶように、その時に自分が行きたい場所を選ぶ感覚でいい。

長崎考えてみると、日本の場合は長い間、持ち家と終身雇用というのがセットになっていましたよね。しかし、それが今の時代は変わってきています。

吉里ずっと東京に住んでいるとは限らない。選択肢はいくらでもあるわけです。自分はどこに住みたいか、どんな家に住みたいかというライフスタイル的な面で意識を明確に持っている人は新築マンション以外にも選択肢を持ち始めていると思います。

R不動産では、スペックに表れない魅力を掘り出す
R不動産では、スペックに表れない魅力を掘り出す

何が自分にとっての幸せなのか、人にとってはさほど大事じゃなくても自分にとって価値があることが何かを、明確に持っている人の方が、結果的に満足度の高い家を手にいれることができるんです。

長崎日本人は住み心地とは離れたところで、住宅購入に平米数とか部屋数とかスペック的な損得勘定を働かせてしまうんですね。

吉里自分の考えで答えることができないと、人に聞かれたときに答えやすいものを選ぶんでしょうね。住宅って大きな投資なのに、それじゃもったいない。「もっとみんな自分を知ろうよ」と言いたいですね。

根本的なところでいうと、僕らがほしいのは自由なんですよね。<自由>がキーワード。

吉里住むって自由なんですよ。偉そうな言い方になっちゃうかもしれないけど、まだ与えられた情報のなかで思考停止している人が多い状態なので、東京R不動産がそれを少しずつ変えていけたらと思っています。

“住む自由”を求める時代へ インタビューの様子

“素の状態”と”自由に住む”という2つの発想。次回からはこの2つのキーワードが具体的にどんな、新しい住まいを実現していくかを検証したいと思います。

Information 1

東京R不動産

「眺望GOOD」「レトロな味わい」「水辺・緑」といった、物件の“個性”から不動産を捉え、雑誌のように紹介する“不動産のセレクトショップ”サイト。ユニークな物件たちを楽しい文章で紹介していく。ページビューは月間300万を誇る。

real tokyo estate 東京R不動産

公式サイト
http://www.realtokyoestate.co.jp/

テキスト 中野渡淳一
撮影 インフォバーン

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