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2013 Nov.5
Dream & Passion
~輝ける女性たちの肖像~ Vol.8

~ロック・ヴァイオリニストAYASAのポジティブトーク~
クラシック以外のヴァイオリンを知ってほしい

自分らしく活き活きと働く、素敵な女性たちを紹介する「Dream & Passion」。第8回目のゲストは、「Sword of the Far East」のヴァイオリニスト、AYASAさん。3歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園付属子供のための音楽教室を経て、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽部演奏学科に入学。2011年よりプロデューサー・ギタリストのD・A・I氏と共に、「Sword of the Far East」として、ロック・ヴァイオリン・プロジェクトを開始しました。現在、22歳のAYASAさんに活動のきっかけやご自身の音楽、夢についてお伺いしました。

聞き手:
スルガ銀行Lichtpuntjeスタッフ 和智あゆ美
クラシック以外のヴァイオリンを知ってほしい ~ロック・ヴァイオリニストAYASAのポジティブトーク~

一般の人に、もっとヴァイオリンを知ってほしかった

AYASAさんインタビューの様子

Lichtpuntje AYASAさんがヴァイオリンを始めたきっかけは何ですか。

AYASA両親の意向で3歳の時にヴァイオリンとバレエを習い始めました。両親は音楽関係の仕事をしていた訳ではありませんでしたが、自分たちと違うことをやらせたいと考えたようです。私としてはヴァイオリンのほうが好きで、特に本番での演奏が楽しかったですね。逆にバレエは致命的なほど身体が固くて向いていませんでした(笑)。小学生まではどちらも習っていたのですが、結局ヴァイオリンを続けることになりました。

Lichtpuntjeヴァイオリニストになりたいという夢を抱いていたのですか。

AYASAええ。母に「将来はヴァイオリニストになってほしい」と言われながら育ちました。だから、その影響か幼稚園の卒園アルバムに「ヴァイオリニストになりたい」と書いてありました。小学生になると、母の期待だけでなく、それを撤回できないような周囲の雰囲気がありました。友だちの間では「AYASA=ヴァイオリン」というイメージがあり、今さらお花屋さんになりたいとは言えなかったですね(笑)。小さい頃はクラシック以外のヴァイオリンがあることを知らなかったので、ずっとクラシックのヴァイオリニストになりたいと思って練習していました。

Lichtpuntjeその環境がある意味、よかったのかもしれませんね。1日どのくらい練習していたのですか。

AYASAそうですね。母が「将来の職業は何でもいいのよ」と言っていたら、今は全く違っていたかもしれませんね。ヴァイオリンは親の助けがないと金銭的にも続けられないし、音楽高校・大学を受験するのであれば両親のどちらかがレッスンに付きっきりというのが一般的です。なので、音楽関係の仕事をしているお母さんの子どもだと、一日中レッスンがあって泣きながら練習するということがあるようです。その点、私の両親は音楽には素人だったので、スパルタではなかったです。私の場合、晩ご飯の後やテレビを見た後に2~3時間くらい練習をするという感じでした。親子げんかの原因はいつもヴァイオリンでしたが、そんな母のもとで自由にヴァイオリンをやっていたので嫌いになることはなかったです。

Lichtpuntjeクラシックから現在のスタイルに転向した理由は何だったのですか。

AYASA中学生の時にボランティアで老人介護施設で演奏したことがあります。その時に「長く生きてきたけれど、ヴァイオリンを聴くのは初めて」と言われ、もっと聴いてもらえる機会があれば良いのに…と思いました。その後、音楽を勉強する高校、大学に入ったのですが、ヴァイオリンはクラシックが好きな限られた人にしか聴かれないものだと実感し、若い人をはじめ、もっと多くの人に聴いてほしいと思うようになりました。ちょうどその頃、ポップス歌手のうしろでヴァイオリンを弾く人や、葉加瀬太郎さんをはじめ、一般の人にヴァイオリンを知ってもらおうと頑張っている人が出てきていて、私もその一員になりたいと考えるようになったのです。

2年ぐらい前になりますが、とある歌手のサポートをさせていただいた時に、現在のバンドをプロデュースしているギタリストのD・A・Iと出会い、D・A・Iも介護施設でのライブを重要視していることからも意気投合し、一緒に何かしようということになりました。そしてクラシックからロック・ヴァイオリンに転向したのです。

ロックでは、カッコよくみえるようにヴァイオリンを弾く

AYASAさんインタビューの様子

Lichtpuntje確かにクラシックの演奏会に行かなければ、生のヴァイオリンを聴くことはあまりないかもしれませんね。

AYASA今、ストリートライブを行っていて、そこでも「初めて聴きました」と言われることがとても多いです。ヴァイオリンには何となく敷居の高いイメージがあるかもしれませんが、フランクにヴァイオリンも聴いてほしいと強く思います。

Lichtpuntjeクラシックとロックでは、ヴァイオリンの弾き方は変わるのですか。

AYASA演奏はクラシックの技法を利用することが多いですが、クラシックでは動き過ぎると音がぶれるので良くないとされています。しかし、一般の方に見ていただくとなると、棒立ちで弾いていては視覚的につまらないし、ヴァイオリンでは歌詞を伝えることができないため、どんなに良い演奏でも飽きられてしまいます。ギターの弾き方がかっこいいギタリストがいるように、ヴァイオリニストもかっこいいと思ってもらえるように弾くこと。そこがクラシックとの弾き方の違いです。

Lichtpuntjeそうしたパフォーマンスはどうやって考えるのですか。

AYASAギタリストの弾き方を見たり、私はバンドの中ではボーカルの立ち位置のため、ボーカルの人のパフォーマンスも参考にしています。自分の映像を見ると、最初は棒立ちでした(笑)。試行錯誤していくうち、今のように表現できるようになりました。

Lichtpuntje AYASAさんが考える自身の演奏の魅力はどんなところですか。

AYASA「Sword of the Far East」はロック・インストゥルメンタル・バンドで、私はボーカルの代わりにヴァイオリンでメロディーを奏でます。私はクラシックの世界にいた時から表現力を大事にしていました。技術的に上手い人は私以外にたくさんいますが、私はあたかも人が歌っているように弾くのが得意。まだ魅力と言えるのかわからないのですが、私のヴァイオリンを聴いて「歌みたいだった」と言ってくださるお客さまがたくさんいらっしゃいます。人の歌声に聴こえるような音色を今後も奏でていきたいと思います。

Lichtpuntjeそうした表現力を磨くために心がけていることはありますか。

AYASAそうですね。ヴァイオリンはピアノ以上に弾き手の感情が音に表れやすいと言われています。どんなに曲調が楽しい曲でもイライラして弾いていたり、嫌なことがあると音色が変わってしまうので、なるべく自分が好きなように生きて、平常心で演奏できるようにしています。会場の雰囲気を見られるような余裕も大切なので、例えば自分の大好きなものを食べるなど、リラックスして本番に向かうようにしています。

Lichtpuntjeそういえば、ブログを拝見するとよくお菓子を食べていますね!

AYASA私は本当にお菓子が大好きなんです!ご飯よりもお菓子ですね。よく来てくださるお客さまに差し入れをいただいた時は、すごくテンションが上がります(笑)。

高校生の時に「天然水のCM」に出演

AYASAさんインタビューの様子

Lichtpuntje会場の雰囲気で演奏を変えているのですか。

AYASA若い人が多い時はさらにパフォーマンスをかっこよく見せたいと思いますね。インストアライブや老人介護施設での演奏では、目をつぶって聴いてくださる方が多いので、音色を楽しんでいただくような演奏をするなど、そのときのお客さまによって、力を入れるところを変えています。基本的には聞いてくださる方の貴重な時間を私たちに預けていただいているので、常に感謝の気持ちを忘れずに演奏したいと思っています。

Lichtpuntje今でも老人介護施設で演奏をされているのですか。

AYASA最近は以前のように頻繁にできていないのですが、10月に沖縄の介護施設で演奏しました。

Lichtpuntjeライブに来られるお客さまは若い人が多いのですか。

AYASAいえ。どちらかというと年齢の高い男性の方が多いです。最近ではヴァイオリンに興味を持ってくださる方も多く、若い人も増えてきたので、お客さまの年齢層は幅広くなりました。今後は女性の方もライブに遊びに来ていただきたいと思います。

Lichtpuntje話は変わりますが、AYASAさんは以前、天然水のCMでヴァイオリンを弾いていましたよね。その時と印象が違うのでびっくりしました。

AYASAあのCMは高校1年生の時に出演しました。街でスカウトされ、通販のモデルでもやれたら良いなとバイト感覚で所属した事務所で初めて受けたオーディションだったのです。芸歴がなかったので、たまたまヴァイオリンを弾いたら、監督さんの目に留まり、出演が決定しました。あのCMではロングの黒髪で無垢なイメージの少女を演じましたが、実生活ではもっと派手でした(笑)。読む雑誌も『CanCam』で、服装もOL系ファッション。大学に入ってから髪をバッサリ切り、今のスタイルになりました。

Lichtpuntje現在の活動はいつから始めたのですか。

AYASAバンドを結成したのは2011年の5月か6月だったと思います。活動としては、ストリートライブやライブハウスでの演奏、そして定期的にワンマンライブなどを行っています。バンドのプロデューサーのD・A・Iが沖縄好きで、もともと沖縄で活動していたことから月1~2回沖縄に行き、ローカル番組への出演やショッピングセンターでライブを行っています。

2013年4月のももいろクローバーZのライブ出演からブレイク

AYASAさんインタビューの様子

Lichtpuntje2013年4月には西武ドームでももいろクローバーZのライブにも出演されていましたね。ライブはいかがでしたか。

AYASAそうですね。ライブには、「Sword of the Far East」というより、池谷直樹さんがやっている「マッスル・ミュージカル」とD・A・Iがタッグを組んで始めた「サムライ・ロック・オーケストラ」の企画で出演しました。まさか私たちがももクロのライブに出演できるなんて思ってもいなかったのですが、西武ドームではももクロの曲をメドレーで弾かせていただきました。

Lichtpuntjeそれではももクロと共演されたのですか。

AYASAいえ、彼女たちが衣装を着替える時間があり、その時間はゲストを招いてのエンターティメントが行われるんです。そこでの演奏でしたので、彼女たちとの共演はありませんでした。ファンの方々から「僕たちの大好きなももクロの曲をパイオリンで弾いてくれてうれしかった」という感想をいただき、聴いてくださった方々との距離が近くなったような気がしました。これをきっかけにももクロのファンの方々が私たちのライブに遊びに来てくださるようになりました!

Lichtpuntjeこのライブからさまざまなメディアに取りあげられるようになりましたね。

AYASAおかげさまで4月からいきなり活動の幅が広がり、ももクロはやはり凄いなと思いました。西武ドームだけでなく、、8月の日産スタジアムでのライブにも出演させていただきました。あんな広いステージで演奏できる機会はなかなかないので、非常にいい経験をさせていただいたと感謝しています。

Lichtpuntje今度は「Sword of the Far East」で出演できるといいですよね。バンドとしての今後の抱負をお聞かせください。

AYASAそうですね。大きなホールにバンドで出演できたら…という憧れがあります。最初の目標としては王道ですが、ロックの殿堂とも言われている武道館で演奏したいですね。ヴァイオリンのインストゥルメンタルで武道館でライブをやるのはこれまでにないと思います。席のある会場でも私はお客さまに立って楽しんでいただきたいと思いますが、バラードの曲の時など、途中で座れるコーナーをつくり、ゆったり休んでいただいて、最初と最後は立って盛り上がりたいですね。あと、いろいろな楽器とコラボレーションしたり、ライブだけれどショーみたいな要素があっても面白いと思っています。

ヴァイオリンは歌詞がない分、メッセージを音色や弾き方で伝えます。女性のボーカルだと音域の制限や言語の壁がありますが、ヴァイオリンはその壁がない分、洋楽や人気歌手のカバーもできます。これがインストゥルメンタルの強み。でも、若い人に支持されている女性歌手は、特に歌詞の部分で共感させていると思うんですよね。それができないのは、インストゥルメンタルの弱さですから、それは映像など、視覚的な部分でカバーできれば良いなと思います。将来はライブの演出面も考えられるようになりたいです。

ヴァイオリニストの最初の目標になりたい

AYASAさんインタビューの様子

LichtpuntjeAYASAさんのご自身の夢は何ですか。

AYASAバンドのアーティストとしての夢は武道館での演奏ですが、個人的にはヴァイオリンをたくさんの方に聴いてほしいという思いがあります。ヴァイオリンが上手い人はたくさんいるので、これからロックやポップスの分野で活躍する人も出てくると思います。私がその人たちの最初の目標になれたら良いなと思います。そして「AYASAを超えたい」という目標を持っていただけたらうれしいですね。

Lichtpuntje「Sword of the Far East」の活動をしていてうれしいことは何ですか。

AYASA私のライブを見て「ヴァイオリンを始めたい」と言ってくれるお客さまがいて、とてもうれしく思います。また、ヴァイオリンを習っている女の子から「クラシック以外にもこんなヴァイオリンのスタイルがあるんですね」とか「クラシックもいいけれど、私もAYASAさんみたいになりたい」といった感想をいただくことがあります。そうしたことをお聞きすると、この活動をしていて本当によかったと思います。

Lichtpuntje逆に活動をしていて大変だと思うことはありますか。

AYASA最初の頃はライブをやってもお客さまが集まらない時もありましたが、最近はおかげさまでたくさんのお客さまが来てくださるようになりました。ライブが続くことがありますが、やはり活動自体が楽しいのであまり大変だと思うことはありません。よく寝不足で眠いということはありますが(笑)。

LichtpuntjeAYASAさんのストレス解消や気分転換方法を教えてください。

AYASAもともとポジティブな性格のようで、嫌なことがあっても寝れば忘れてしまいます。翌日に持ち越さないですね。あとは、甘いものをいっぱい食べたり、好きな買い物に行ったりします。ストリートライブの衣装は自前ですし、毎回同じモノを着るわけにもいかないので、仕事を言い訳にしてよく服を買いに行ってストレスを解消しています!

あきらめずに続けること、負けずにやり抜くこと

AYASAさんインタビューの様子

Lichtpuntje最後に、夢に向かって頑張っている女性にメッセージをお願いします。

AYASA私はヴァイオリンを3歳から始めてから19年。最初はクラシックから始め、将来はヴァイオリンでご飯が食べられるようになりたくて、弾いてきました。今はクラシックではありませんが、ヴァイオリンを弾くことで人前に出て、ありがたくもお金をいただいて演奏できるようになりました。ジャンルこそ違いますが、あきらめずに続けてきたことで今があると思っています。多少方向性を変えることや状況に応じて対応していかなればならないこともあるかもしれませんが、どれか一つ、自分が続けたいことを貫けば、それは誰かが認めてくれると思いますし、努力する過程を見てくれる人もいるはず。なので、やはりあきらめずに続けることが大事だと思います。特に女性はやりたいことを続けるにあたり、女性であることがメリットになることもあるし、デメリットになることもあります。男性が優遇されることもあると思いますが、女性だからできることや表現できることもあります。自分のやっていることに自信を持って、負けずにやり抜くこと。私はこれからもそうしていきたいと思います。

Lichtpuntje素敵なメッセージをありがとうございます。AYASAさんのこれからのご活躍に期待しています。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

Information 1

“Sword of the Far East”

ヴァイオリニストAYASAとプロデューサー D・A・I とのロック・ヴァイオリン・プロジェクト。ヴァイオリンの弓を剣に見立て”遥か東方の小さな島国に潜む剣”と言う意味。日本から世界へ向けて色々なメッセージを送れればと言う願いを込めて名付けられた。

Sword of the Far East 公式サイト

公式サイト

公式ブログ

Information 2

「序章」

2011年にリリースされた7曲入りCDアルバム。ライブ会場やAmazonにて購入可能。

Sword of the Far East「序章」

「Ryukyu Sunset Violin」

2013年11月リリース予定のCDアルバム。琉球ティストにアレンジされたカバー曲を収録。詳細は公式サイトへ。

Information 3

楽器・音響機器購入ローン

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文 高橋真由美(Inner Promotion Network)
写真 松本祐亮

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