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2015 Jun.18
コレクターズRoom Vol.2「昭和レトロ家電」

こんな家電あったの!?両面ダイヤル式電話帳にテレビ型ラジオ…昭和レトロ家電を集めて33年、800点。

コレクションに囲まれ満面の笑みの増田さん

愛するモノに囲まれた暮らしは、豊かさと刺激に溢れているはず。「コレクターズルーム」では毎回、さまざまなコレクターを取材。コレクションする楽しさや自慢の逸品、収集に必要なお金のやりくり術などをご紹介します。

今回登場していただくのは、昭和30年代のものを中心とする「昭和レトロ家電」をコレクションする増田健一さん。家電コレクションというジャンルにおいて、テレビやラジオはファンが多い分野ですが、増田さんのコレクションの中心はそれらと違い、アイデアが先行したり勇み足だったりと、今ではそのジャンルが廃れてしまったようなユニークな製品が中心。コレクションが高じて「大阪市立住まいのミュージアム」特別研究員へと転職し、コレクション展も開催、さらには書籍「懐かしくて新しい 昭和レトロ家電(山川出版社)」も出版した増田さんに、「なぜ昭和レトロ家電を集めるのか?」、またその愉しみをうかがいました。

写真提供 山川出版社・高島宏幸

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「元気な日本」と時代の変わり目の象徴、それが昭和レトロ家電

特急 雷鳥と増田さん
車両と一緒に線路の上で

昭和38年生まれの増田さんは、昭和57年国鉄に入社して車掌や運転手として従事するようになった頃、はじめて「昭和レトロ家電」を購入し、コレクションするように。しかし、そのルーツは小学生の頃にあったようです。

「小学校のころに、『新しい日本・東京』という昭和38年頃の東京を記録した写真集を見て驚いたんです。わずか10年しか経っていない当時から見ても、まったく違う世界がそこには広がっていて、興味深く飽きることなくずっと眺めていました」

その熱は大人になっても冷めることなく、当初は昭和30年代当時の雑誌や時計、生活雑貨などを身の回りに置いて楽しんでいたそうです。そんな増田さんが昭和レトロ家電コレクションを始めるようになったきっかけは、なんと洗濯機だったのです。

「神戸の古道具屋さんで、昭和31年製の東芝の噴流式洗濯機を見つけたんです。昭和50年代末に、昭和30年代の洗濯機を買うわけですから、店主に『そんなもの買ってどないすんねん』と不思議に思われました。当時の私の給料は10万円ほどで、その洗濯機は5万円もしましたが(笑)』

その洗濯機を購入後、興味深くいろいろ調べていくうちに洗濯機には「噴流式」のほか「撹拌式」「渦巻式」「振動式」などたくさんの種類があることを知り、欲しいモノがどんどん増えていったそう。

「昭和30年代というのは、家電製品の登場により日本人の生活が大きく変わった時代なんです。それまでかまどなどを使い、勘で炊いていたご飯が電気釜で炊けるようになったり、洗濯板を使っていた洗濯が洗濯機でできるようになったり。野球場に行かずとも、ナイター中継をテレビで観て、冷えたビールを飲めるようになった。今では当たり前のようなことが、昭和30年代からはじめてできるようになったんです。しかし、当時の家電メーカーは『電気でできるものがあればなんでも作ってみよう。お客さんがいればまず作ってみよう』という姿勢だったようで、今みると少し勇み足だったり、アイデア倒れで本当にこれを便利だと思って作ったのか疑問が湧くような製品もたくさん生まれたのです。そんな当時の日本の勢いと元気さを象徴しているかのような部分が詰まっているのが、昭和レトロ家電の魅力ですね」

■増田’s 昭和レトロ家電コレクション お気に入りベスト3■

早川(現シャープ):テレビ型ラジオ「シネマスーパー」

テレビ型ラジオ「シネマスーパー」

テレビの形を模したラジオ。宣伝文句は「ラジオ界のニューモード」。当時テレビがまだ高級品だった昭和31年の雰囲気を伝える逸品。

「高嶺の花のテレビには手が届かないから、テレビっぽいラジオでせめて気分だけでも味わってしまおうという、その発想がとにかく良いですよね。そういう『背景』が想像できる家電が私は好きなんです」

東芝:「スナック3」

東芝:「スナック3」

トースト、ホットミルク、目玉焼きが一度に調理できるという、今で言う時短製品でしょうか。トースター、ミルクポット、ホットプレートがコンパクトに一体化しているルックスもかわいい逸品。

「当時の日本人は洋食の朝食に強い憧れがあったんだろうな、と感じさせてくれる製品ですね。それと同時に、電気を使うことで家事の合理化をしようとしていた時代の流れも伝えてくれます。これを東芝のような大企業が作ったことに当時の勢いが感じられます。発想もネーミングも良いですよね。」

発売・日東通信機、製造・岩崎通信機:両面ダイヤル式電話機「ボース・ホーン」

両面ダイヤル式電話機「ボース・ホーン」

ふたつの電話機を無理矢理ひとつにしてしまったようなおどろきのルックス。しかし受話器も回線もひとつのため、電話をかけられるのはひとつだけ。どうしてこんな製品が?

「これは香川の発明家だった谷本亀太郎さんという方が生み出した製品なんです。当時は電話回線が少なく、会社などで複数人が1台の電話を使うことも普通だったため、机の中央に置かれた電話をひっくり返して使うようなことが多く、それを見た谷本さんが『両方にダイヤルがついていたら便利だろう』ということで作られたものなんです。製品化にあたって谷本さんが後援会に入っていた大平正芳元首相がメーカーに口利きをしたそうで、そんなストーリーも含めて好きな昭和レトロ家電です」

昭和30年代の家電の集め方は?

増田さんのコレクションの一部

昭和レトロ家電という独特なテーマを持ってコレクション活動をしている増田さん。主にどのようにして情報収集をしているのでしょうか?

「古道具屋や、露店市が多いですね。どちらもたまにしか見つけることはできません。ですので、私が欲しそうなものが入ったら店主から連絡をもらえるように、お店で人間関係を作っておくのが基本です。ネットワークづくりのためには、すでに何台も持っているものをそのお店から買ったりすることもあります(苦笑)」

そんな増田さんですが、現在は昭和レトロ家電だけで約800点のコレクションがあり。生活雑貨やポスター、などを含めれば2000点以上ものコレクションがあるそう。

「これまでにかかったお金は旅費も含めて2000万円程度だと思います。働いて得たお金を使ってきたコレクションです。私はゴルフもしないし、競馬やパチンコもしませんので。そういったことに使えるお金があればむしろ電気釜が欲しいんです(笑)」

そして気になるコレクションの置き場は?

「またコレクションの置き場ですが、今は『大阪くらしの今昔館』に預けるかたちで置かせていただいています(注:一般公開はされておりません。企画展の際のみ公開)。それまでは自宅の玄関に冷蔵庫や洗濯機が置いてあって、身体をねじらないと入れないような状態でした。入口にものをたくさん置くのは風水的にいけないらしく、そういう意味では最悪の玄関だったと思います(笑)」

最後にやはりどうしても気になる質問を伺ってみました。実際に昭和レトロ家電は使われていますか?

「使っていますよ。自宅では、昔のテレビにビデオをつないで、昔の歌番組を流しています。それを観ながら、昔の冷蔵庫で冷やしたビールを飲むのが休日の楽しみです。当時の扇風機も使っていますよ。昔の家電はつくりがシンプルで頑丈に作ってあるので意外と壊れないんです」

■コレクター's データ■
コレクションに囲まれ満面の笑みの増田さん
  • コレクション:昭和レトロ家電
  • コレクション歴:33年
  • コレクション数:800点
  • 費やした費用:約2000万円

写真提供:山川出版社

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