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2015 Sep.16
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.102

ダイヤ運転まで再現!本気すぎて熱い鉄道模型団体の裏側に迫る!

時刻表と専用の機械

鉄道模型を使って、実際の鉄道会社のダイヤ運転を完璧なまでの再現を追求しているという本気すぎる団体があります。

その団体とは、任意団体RFC(Railway Fan Club)。1997年に都立高専の学生を中心に立ちあがったいわゆる「鉄研(鉄道研究会)」だったそうですが、現在鉄道模型ファンを中心に熱い注目を集めています。

RFCがダイヤ運転を再現し始めたきっかけは?どのように運営しているの? 気になるいろいろをインタビューしてきました!

DCCを使った差別化で人気の鉄道団体に

RFCがここまで大きな組織になったのは、2002年に「国際鉄道模型コンベンション」に出場したことがきっかけでした。

従来の鉄道模型は電圧で制御されており、1ルートに1編成の車両を走らすことしかできませんでしたが、DCC(デジタルコマンドコントロール)というシステムを使えば、線路にデジタル信号電流を流して、制御したい車両やポイントに搭載した受信機に、DCCコントローラーから走行・ライト点灯、ポイント転換などの指示を送ると、その車両やポイントだけが反応し、同時に複数台の車両を制御することができます。これを使って何かできないかと考えられたのが「ダイヤ運転」の再現だったそうです。

ダイヤ運転を再現するのにかかる期間は1年!

鉄道模型の展示

RFCは、1年間のテーマを決めて、それに向けて様々な活動や展示を行なっていきます。その最たるものがRFCの主催するオンリーイベント「RFCダイヤ運転フェスタ」です。規模にもよりますが、どの鉄道会社もゼロから再現する場合、約1年くらい準備にかかるそうなのですが、おおまかな流れは以下のとおり。

  1. どこの駅を使うか区間を決める(追い越しのあるポイントなど)
  2. 「施設部」が線路・車庫・分岐点の数など線路の配置を決める
  3. 「運輸部」がダイヤをひく
  4. 「車両部」がどんな車両をどれくらい走らせるか決める(買ったり、会員から集めたり、自分たちで改造して作る)
  5. 「人事部」と「総務部」が必要な運転士を集める
  6. 「電気部」がダイヤと設備を見て、どこにどんなポイントがあって、信号システムなど、どんな設備が必要か決める
  7. ダイヤグラムを元に「情報システム部」が発車表示板を開発

「再現するにあたって悩むのは、直通で伸びて行く路線がある場合、どこで切るかということ。民鉄をよくやる理由の1つに、終点があって他社線との乗り入れが少ないからなんです。また、どの駅を省略するかにも頭を悩ませます。そのため、各路線の特徴を抽出して面白いところはどこかを見定めることも重要ですね」(広報担当・塩見那由さん)

ちなみに、再現しやすそうな路線を本田会長に聞いてみると、ポイント切り替えが少ない山手線などは、再現しやすいそう。しかし、「追い抜きがあってこそ、ダイヤ運転が生きてくる!」と熱弁。そう、鉄道愛があるからこそ、ここまで徹底したこだわりを持って再現できるんです。

細かすぎる演出と、高クオリティの再現度

KATO(鉄道模型のブランドの一つ)で作られた線路

展示に使用される車両などは、会員の私物を持ち出しで用意しているそうですが、使っているレールはKATO(鉄道模型のブランドの一つ)のもので統一します。規模はテーマにする路線によって変わりますが、たとえば、東急電鉄のダイヤ運転を再現した際のレールの長さは、総距離40メートルほどにも及んだそう。信号機のある路線では、場内信号から出発信号まで細かく再現されており(実物同様に動作!)、そのロジックも考えて設計していくとか。

また、ただダイヤを忠実に再現するだけでなく、来場者が楽しめるような工夫も。

「車両が走る密度にも気を使っています。経験則ですが、同じ場所に最低でも1分間に1本は車両が走らないと、お客さまも飽きてしまうんです。来てくださった方がまんべんなく楽しめるようなダイヤ作りも心がけています」(塩見さん)

そのほかにも、西武池袋線を再現した際には、西武球場前駅の隣に野球のボードゲームを置いて、子どもと大人が試合をして終わったら車両のダイヤが決まるという演出や(実際の西武線ダイヤも野球の試合終了時間に合わせて変わる)、子どもが1日駅長を務めるという参加型体験ができたりと、その再現度のこだわりぶりや、見学者を楽しませるホスピタリティはかなりのもの。

「見に来ているお客さまに、電車の走る仕組みや自分の知らない知識を知って欲しいということが目標です。小さなお子さまから、大きなお友だちまで(笑)」(塩見さん)

精巧な鉄道模型野球盤で遊ぶ子供

ダイヤ運転再現の苦労は現実と同じ?

1時間を1分に換算して24分間を1セットでダイヤ運転をするRFCの鉄道模型。再現にあたって苦労する点は何なのでしょう。会長の本田俊さんに聞いてみました。

「安定走行させることが一番難しいですね。Nゲージで走らせるため、少しの線路のズレで倒れることがあるのですが、復旧作業をしている間にもダイヤの時間は進むので、1回1回のトラブルが重いです」(本田さん)

時刻表

イベントでは鉄道模型のまわりを200人ほどが囲んで見物するほど人気のRFCの展示。それ故にこんな悩みも……。

「事故やトラブルの主な要因は、見物に来ていただいているお客さまが手で触れてしまうなどの外的要素があります。レールや車両に手を触れられたり、勝手にポイントを切り替えられてしまったり(笑)。それは、ある意味いろいろなお客さまが乗る現実の車両で起こるトラブル対処の苦労と同じかもしれません」

展示に集まるたくさんのお客さん

不合格もある、RFCの厳しい入会ルールとは

ここまで読んでいて、RFCに興味が出てきた人も多いのではないでしょうか。

現在、RFCには30人の会員がおり、広報の塩見さん以外は全員男性。鉄道関係やシステムエンジニアなど、さまざまな職種の鉄道模型ファンが集まっています。

RFCに入会するためには、鉄道会社の採用のようにクレペリン検査など、一次選考の適性検査から二次選考の面接まであり、かなり本格的。鉄道システムを再現するために、職種も「事務職」「運輸職」「車両」「情報・エネルギー」「施設・建設」「IT・システム」など鉄道会社の組織とほぼ同じ構成になっています。

意外だったのは「鉄道マニアはお断りすることも多い」ということ。

「何か目標に向けて自分たちの知識や技術をその中に取り入れていける人に入会してほしいと思っていますので、自分のしたいこと、見たいものだけを優先させる方だと分担が苦手だったり協調性をとることが難しいことも多く、入会をお断りさせていただくことも。組織の中で動けることが基準です」と塩見さん。

誰かと1つのことを成し遂げたい鉄道模型ファンの方は入会を検討してみては?

RFCとダイヤ運転を再現してくれる団体待ってます!

最後に、今後再現してみたい路線を会長の本田さんに聞いてみました。

「東海道線と京急線の快速特急が、横浜駅~川崎駅の間を並走するんですが、快速特急が後から来て東海道線を追い抜くんです。それが競争みたいで再現すると面白いかもしれません。それを見るのが好きで近くに住んでいます」(本田さん)

う~ん、やっぱり本物だ(笑)。広報の塩見さんとしてはどうでしょうか?

「直通運転をほかの団体とやれたら面白いなと思っています。たとえば京急で京成と直通をしていて、こちらは京急で、もうひとつの団体が京成を担当するなど。運営は別々だけど、運転士は入れ替わって、走っている車両は同じという、より大きな規模で鉄道会社を繋げて再現したいです」(塩見さん)

これは確かに面白そう!話題の「JR上野東京ライン」も、この8月に横浜でのイベントで再現したRFC。今後の活躍にも注目です!

文・中川謙次

Information

1997年に都立高専の鉄道研究会から始まり、今では30人の鉄道模型ファンで運営している、日本で唯一の鉄道運行シミュレーション団体。
1年に1回開催されるRFC単独イベントをはじめ、京急電鉄や西武鉄道など、各鉄道会社やイベントなどにも数多く出展している人気の鉄道団体。

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