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2016 Dec.14
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.159

少年時代に憧れた車に乗ってドライブへ。
クラシックカーの魅力を探る

クラシックカーのおもちゃに乗る少年

ここ数年、市場は右肩上がりの成長を続け、世界中で価格が高騰しているクラシックカー。現代の車にはみられなくなってしまった個性的なデザインや直感的な操作性に惹かれ、少年時代に憧れた車を求めるドライバーたちが増えているようです。今回は人気沸騰中のクラシックカーの魅力や、初めて購入する際の注意点を自動車ライターの西川淳さんに教えてもらいました。

クラシックカーとは?

クラシックカー

そもそも、クラシックカーとはどのような車のことを指すのでしょうか。西川さんは「明確な線引きはありませんが、1970年代までに作られた車をクラシックカー、1980年代以降に作られた車をネオクラシックカーと呼んで区別していることが多いですね」と説明します。

1970年代といえば日本に爆発的なスポーツカーブームが訪れた時代です。フェラーリ、カウンタック、ミウラ、パンテーラなど多くの高級スポーツカーに子どもから大人までが夢中になりました。クラシックカーのオーナーも当時のスーパーカーブームを知る中高年層が大半だそうです。

「50代以上の経営者、自営業者、士業といった富裕層の方が愛好していますね。とはいえ、近年は年齢も肩書も千差万別で、ビジネスパーソンはもちろん女性や、若者の愛好家も増えていますよ」

一部の車好きだけのものだったクラシックカーの魅力が、広く認識され始めているようです。

「あの頃はよかった…」クラシックカーの魅力

半世紀前の車と今の車。性能や耐久性など技術に関しては、比べるまでもなく現代の自動車の方がはるかに上回ります。それでもなぜクラシックカーはファンの心を魅了してやまないのでしょうか。西川さんは5つの魅力を挙げます。

魅力① 現代の車にはない操縦する楽しさ

クラシックカーの魅力を一言で表すなら「車を操る楽しみ」だと西川さんは言います。

「最近では自動ブレーキの車が話題ですが、現代の車はすべて電子制御でコントロールされていて、いわば “ドライバーが車に乗せてもらっている”格好なのです。それに比べて昔の車は何も助けてくれません。滑ったら滑ってしまいますし、止まらなければ止まりません。ドライバーが操作したとおりに動く分、車と一対一で向き合って運転に集中する楽しさがあると思いますね」

クラシックカー

魅力② 車の音をダイレクトに感じられる

実際にクラシックカーに乗ってみれば、内装の質感や運転席から聞こえてくる音が現代の車とは全く違うことに驚かされます。

「今の車はとても静かですけど、クラシックカーの場合は違います。エンジンはエンジンの音が、ミッションはミッションの音が聞こえてきて、自分が運転している感覚をダイレクトに感じることができます。また、今に比べれば金属が贅沢に使われていたためディティールの質感も昔の車の方がはるかに高いです」

魅力③ 飽きのこない洗練されたデザイン

街を走れば誰もが気付くような、他人と被らない洗練されたデザインもクラシックカーの大きな魅力です。

「現代の車はすべてコンピューター上でデザインが設計されていて、各国の規制や基準を当てはめながら最も燃費効果が高いデザインを求められています。するとみんな同じような形になってしまうんですね。ところが1960年~70年代当時はデザイナーの手で設計されていましたので、メーカーごとに趣向を凝らした素晴らしいフォルムの名車がたくさん生まれたのです」

丸みを帯びていたり、逆に角ばっていたり。クラシックカーには個性的なデザインの車があふれています。性能より純粋にカッコよさを追及していた時代だったんですね。

クラシックカー

魅力④ 手が掛かるからこそわく愛着

昔と比べて今の車は非常に快適になったと言えます。運転を補助するパワーステアリングでハンドル操作も楽々。エアコンで一年中快適に過ごせ、パワーウインドウにカーナビまで付いています。今では当たり前となったこれらの装備もクラシックカーでは手動で行なう必要があります。

「今の車はガソリンさえ入れれば動いてしまいますが、昔の車は季節ごとにメンテナンスを変えたり、運転中も五感を研ぎ澄まして車の音や振動などの違和感を感じ取ったりしないと車が壊れてしまいます。でも、盆栽のように手が掛かるから楽しいという面もあると思いませんか?クラシックカーって自宅のガレージから出て無事に戻って来られただけでも嬉しいんですよ(笑)」

魅力⑤ 希少価値がある

古くなればなるほど廃車される可能性が高くなり、車自体が減っていってしまうクラシックカー。オーナーにとっては所有しているだけでもステイタスです。さらに、昨今のクラシックカー人気の高まりから思わぬ現象が起きているそうです。

「世界的にクラシックカー人気が高まっている今なら、数年後に売却しても価値が下がることはないですね。生産台数が少ないレアモデルの場合、買った時の10倍以上に値上がったという話を聞いて私も驚きました。たっぷり楽しんで、売却時にも利益が出るというたまらない状況になっているんですよ」

クラシックカーを始めるには今がいいタイミングかもしれません。

車のキーとクラシックカーのミニチュア

初めてクラシックカーを購入する時のコツは?

では、実際にクラシックカーを購入するにはどうすれば良いのでしょうか。初めての人にはクラシックカー専門店がオススメだそうですが、もっと手っ取り早い方法があるそうです。

「クラシックカーのイベントに出かけて、そこでいいなと思う車のオーナーと友達になってしまうことです。クラシックカーオーナーには愛好家同士のネットワークがあって、そこで情報を交換しあったり、部品を譲りあったりしているんです。先輩オーナーに良い専門店を紹介してもらうのが何より安心でしょう。オーナーはみんな自分の車を自慢したい人たちばかりですから、クラシックカーに乗ってみたいと言えば教えてくれない人はいないと思いますよ」

握手する様子

注意してほしいのは新車のように完璧を求めてはいけないということです。購入にあたっては普通の中古車と同様にひととおり状態をチェックすることが大切ですが、それでも「いつ壊れるかは運次第」と西川さんは言います。

「正直、古い車なのでどこが壊れるかは誰にも分かりません。自分で納得して買うしかない世界です。だからこそ、信頼できる専門店を紹介してもらうことが大事なのです」

クラシックカーの修理やレストアはどこまで可能?

レストアする様子

いざ壊れてしまったら直せる部品があるのかは不安な点です。また、実家に何十年も眠ったままのクラシックカーがあるけどレストアできるのだろうかという人もいるかもしれません。これらの疑問に対して西川さんは「心配することはありません」といいます。

「メーカーがすでに部品供給を終えてしまった車でも、純正品ではないサードパーティ製の部品が流通しているので問題ありません。特に市場で取引されるような人気のクラシックカーは、それだけ部品を作る会社も多く存在しますので、初心者が部品で困ることはないです。それでも部品がなかった場合は、工場に発注してイチから作ってもらうことも可能ですから、純正部品にこだわらなければ廃車寸前の車でもレストアできますよ」

外国車の場合はどうなのだろうと思うところですが、むしろ外国車の方が部品供給に優れているそうです。そこで西川さんに選んでもらった初心者にオススメなクラシックカーがこちらです。

「台数も多くクラシックカーの雰囲気たっぷりなイギリス車なんかどうでしょう。60年代のMG、トライアンフ、オースチン・ヒーレーあたりなら車両本体価格500万円からありますよ。憧れだった名車を持つ喜びを味わってみてください」

クラシックカーの醍醐味は何といっても子どもの頃の夢が叶うこと。少年時代に憧れた車で街を駆け抜ける体験は何物にも代えがたいものがあるでしょう。みなさんもぜひ、少年時代の夢をもう一度追いかけてみてはいかがですか?

文・関淳一

Information

西川淳

自動車ライター。大学で機械工学を学び、卒業後リクルートに入社。カーセンサー関東版副編集長を経て1999年からフリーに転向。日本で販売されるほぼすべての新型車の試乗をこなし、海外試乗にも精力的に参加している。得意分野はクラシックカー、スーパーカー、スポーツカー、ラグジュアリーカー。

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※審査の結果、ご希望にそえないことがございますので予めご了承ください。

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