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2012 Dec.14
長崎360°
~日々の不思議の謎を解く~ Vol.2

居酒屋に増えた女子たちの謎を考えた

コミニュケーション・プランナー長崎某が、日常の些細な出来事を針小棒大化しつつ社会学的なアプローチを試みるコラム。
第2回は、お父さんたちの社交場である居酒屋が舞台。最近居酒屋女子なる女性達が増え、お父さんたちの居場所が少なくなっている!?とのニュースを受け、長崎が検証してみました。

居酒屋に増えた女子たちの謎を考えた

居酒屋女子が増えているというニュースを見た。

新橋のサラリーマンたちが「いや〜気持ちよく酔っぱらえないんですよ〜女の子が多いと!」と、困っているという。

「専務の言っていることはオカしいんですよ」だの「部長に言ってやったんですよ!」だの「ヤツが昇進した意味が分からない!」だの。愚痴やら憂さやらが、その時だけのネタとして発散され、「さぁて帰るか。明日も頑張るぞ!」と終わる、おなじみの居酒屋での光景。その光景が変化しているという。

そこに女子グループ登場。大声での「カンパ〜ぃ!」から始まって、彼氏がどうの、今度のお休みは温泉行く?だの。お父さんたちとは反対の前向きなそれでいて余裕の会話で大爆笑。なんで増えたのか?居酒屋女子。

90年代から連綿と続くオヤジギャルの系譜?それもあるだろうが、それだけではないと踏んで、近隣女子にインタビューした結論は、これ。

「割り勘」だ。ほんの数名のデータだから信頼できるとはいいがたいが、デートにしろ、飲み会にしろ、合コンにしろ、今や割り勘が大勢を占めるという。まあ、オジさんの時代は男子がそのほとんどを負担すると言うのが暗黙のルールであって、女子はニッコリ笑いながら「えぇ〜いいんですかぁ、ごちそうさまー!」というお返しでチャラという感じだったが、いまや割り勘。男子の草食化がそうさせたのか、はたまた不景気が原因か、女子の力が強くなり男子に依存しなくなったのか…そのすべてが原因かもしれないが、とにかく、男子を飲み会に入れる明確な理由の1つが消滅している。

そうなると、気軽なデイリー飲みは気の置けない女子同士で、しかもコストパフォーマンス重視で行こうとなるワケだ。となると、居酒屋は絶好。魚料理は充実しているし、昨今は野菜に力を入れている居酒屋も多いし。となると諸条件をすべて満たしている居酒屋が女子に利用されるのもうなずける。

といったわけで威勢のいい女子たちが大挙して居酒屋に押し掛けると、「今日の仕事はつらかったから」と、憂さ晴らしや気分の切り替えでやってきたお父さんたちの居心地はいたって悪くなる。駆逐されてしまうのだ。

どうなんだろ?この現象。

その背景に結婚年齢の高齢化、高齢出産の可能性、女子管理職の増加…さまざまな要因が複雑に絡み合ってはいるものの、「割り勘」文化の影響は甚大だなと。

例えばクルマが売れない原因も似たようなもの。2人でのデート志向がなくなり、今や国産の2シーターは1車種のみ。その代わり、6人乗りや7人乗りのワンボックスブーム。ということは誰かが1台持っていればいいわけで、そうなると必然的に売れる台数は激減する。みんなで出かけて、ここでも割り勘。バーベキューブームも似たようなものかな。2人っきりでまったりより、みんなで楽しく的な。社会の構成単位が多人数化して、和気あいあい優先になっているのかなとも飛躍して考えてしまう。経済の話ではないけれど、個人の集合と言う感覚が薄れているのでは、と気になってしまうのだ。

みんな仲良くは大事だけれど、競争や競合、ないしは経済的優位性を目指すことも日本が元気になるためには必要なのでは、と気勢をあげる居酒屋女子の隣でオジさんは考え込むのだった。

文 長崎 義紹(PARAGRAPH)

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