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2017 Jul.28
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.198

お手伝いで1食無料!?
常識を破る「未来食堂」の夢をカタチにする働き方

お手伝いで1食無料!?常識を破る「未来食堂」の夢をカタチにする働き方

「未来食堂」は東京・神保町にある小さな定食屋。50分働くと1食無料になる「まかない」、誰でも使える「ただめし券」、おかずをオーダーメイドできる「あつらえ」などが話題を呼び、またたく間に繁盛店に。独自のしくみで黒字経営を実現する未来食堂の常識を破る発想とは?店主の小林せかいさんにお話を伺いました。

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50分働くと1食無料になる「まかない」から
みんながのびのびと働けるしくみが生まれる

日替わり定食100円の割引券
メイン、ご飯、汁物、小鉢3皿で900円。次回使える100円の割引券付き。
(以下、すべて税込)

未来食堂のランチは日替わり定食1種類のみ。席に着いたら数秒で食事が運ばれてきます。早くて美味しいと、ビジネスマンや学生のお客さんに好評で、多いときには7回転(!)もする盛況ぶりです。

厨房では、店主の小林さんと、1~2名の「まかないさん」が働いています。まかないさんは、50分働くと「ただめし券」がもらえるので、それでご飯を食べることができます。やりたい人は、ホームページ上のカレンダーに書き込んで立候補するシステム。でも、毎回違う人が来て、そのたびに仕事を教えるのは大変ではないのでしょうか。

「大変だなと思うときには、お店のしくみに無理があるのかもと考えます。たとえば、業務用レンジってボタンが多くて迷いますよね。1回で覚えられず何度も聞くまかないさんがいる。だから、押すボタンにマスキングテープを貼るようにしたんです。マスキングテープは貼ってはがせるから、その日のメニューに合わせて位置を変えられます。

このやり方を導入したことで、毎日使っている私ですら今まで押すときに一瞬迷ったり、作業の手が止まっていたりしていたことに気づきました。気づきがあったからこそ、みんながストレスフリーで働けるようになった。慣れない人が来るほど、改善点が見つかって働きやすい店に変わっていくんです」

厨房は、初めての人も働きやすいように整理整頓され、あちこちに工夫が凝らされています。

「タッパーのサイズを統一したり、消毒液と洗剤を間違えないように洗剤をオレンジの液体にしたり、お茶碗を割れない漆塗りの椀にしたり。新しいしくみが、毎日生まれています。

営業が終わって、『あー、今日は忙しかった!』という日だったときには反省です。忙しいってことは、何かがうまく回っていなかったってことだから。そこに達成感を感じてしまったら、それ以上、良くならないんです」

仕事にひそむ誰も得しないムダを見つけて、みんなが働きやすい環境を考える。しかも、そのムダは未来食堂の仕事を知らないまかないさんによって教えられることが多い――そんな、持ちつ持たれつの関係が成り立っているのです。

「あつらえ」メニュー「さしいれ」
夜は定食にくわえ、冷蔵庫の食材でおかずをオーダーできる「あつらえ」(400円)も()。
飲み物は持ち込み自由。ただし、持ち込んだ分の半分を「さしいれ」するシステム。
この「さしいれ」は、ほかの誰かが自由に飲んでOK()。

人から人へ、バトンタッチされる「ただめし券」で
今日のご飯は「誰かの働きのおかげ」と知る

まかないさんの労働から生まれた「ただめし券」は、自分で使ってもいいし、ボードに貼って誰かに使ってもらってもいい、という画期的なシステム。どんな人が、まかないさんに立候補するのでしょうか。

「ランチ目当ての人もいれば、自分のお店を持ちたい、何か新しいことを始めたいという人もいます。夜は、未来食堂のしくみを知りたい、人とのつながりをつくりたいという人も」

未来食堂で働き方や店づくりのヒントを得ようと、1日数時間働くまかないさんもいるそうです。まかないさんが使い切れなかった「ただめし券」はボードに貼り付けられていきます。

「ただめし券を使う人はさまざま。『今週は厳しくて』という人もいるかもしれませんし、『体験』として使ってみる人も結構いるのかもしれません。感じ方は自由。何かが心に残っていればいいなと思います」

自分が働くことで誰かの役に立つ。そして、自分が今日食べたご飯は誰かの労働のおかげ。「ただめし券」はそんなことに、ふと気づかせてくれるしくみでもあるのかもしれません。

入り口前に貼られた「ただめし券」譲る人と使う人のメッセージ
入り口前に貼られた「ただめし券」。譲る人と使う人のメッセージが残されていく。

「大事なこと以外はしない」がポリシー
思い込みをなくして、みんなが幸せになる道を探る

小林さん

人と人のゆるやかなつながりで成り立つ未来食堂。一般的な収益システムとは異なりながらも、黒字経営を実現しているのは、小林さんが子どもの頃から自然と実践してきた「大事なこと以外しない」というポリシーにヒントがありそうです。

「家の住所は覚えられないし、今が西暦何年か、首相が誰かもよくわからなくなります。自分にとって大事じゃないことにエネルギーを割けない性分みたいです。日替わり定食が1種類なのは、お客さまに手早く美味しいご飯を出すため。飲み物持ち込み自由=『さしいれ』も、仕入れや管理の手間を省きつつ、お客さまに心地よく過ごしてもらえるというメリットがあります。未来食堂は、〈お客さまのためになる+やらなければいけないこと〉だけに集中しているんです」

大事なことだけやる、無理をしないというポリシーが、みんなが働きやすく、心地よく過ごせる店をつくり出しているというわけです。

「つくりたかったのは誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所。未来食堂は、その夢をカタチにした場所なんです」

“当たり前”や“普通”に縛られなくてもいい、未来食堂に来るとそんなことに気づかされます。むしろそれらを乗り越えてしまえば、幸せや夢を叶えるヒントは意外と身近にあるのかもしれません。

Information

小林せかい

東京工業大学理学部数学科卒業。日本IBM、クックパッドで計6年間エンジニアとして勤務後、1年4か月の修業期間を経て、2015年9月に「未来食堂」(千代田区一ツ橋2-6-2日本教育会館B1)を開業。日経WOMANウーマン・オブ・ザ・イヤー2017受賞。小林さんの拓いた新たなビジネスモデルと独自思考は、著書『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』(太田出版)、『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』(祥伝社)に詳しく掲載されています。

『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』
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